子供の英語 いつから始めるのがいい?

語学を始めるのはいつ頃が良いのでしょうか?

早ければ早いほうがいい?

それとも母国語である日本語が確立してからのほうがいい?

今回の記事では、第二言語習得における仮説、我が家の子供達の言語習得の例、私の例をもとに、語学を始めるのにベストな時期を考えてみました。

 

言語習得に最適な時期はいつ

 

巷にはいろんな「仮説」があります。

例えば、0~3歳頃までは耳の「黄金期」とも言われ、幅広い周波数を聞き取る事ができると言われています。

言語によって周波数は違うので、小さいうちに英語の周波数を聞き慣れていれば、英語の音を正確に聞き取ることができ、発音することができるそうです。

言語取得における「臨界期」仮説もあり、「ある年齢」を超えると言語習得がそれ以前に比べて難しくなると言われています。

「ある年齢」は説によって違いますが、10〜12歳だったり、12〜13歳だったりします。

また、五ヶ国語を話したとされる、方言学者グロータース神父は、言語形成期の前半、特に4歳から8〜9歳が言語習得に最適な時期だと言っています。 (バイリンガル教育の方法 p28 )

 


 

いつから英語を始める?我が家の場合

 

我が家の場合、子ども達に「将来英語を話せるようになってほしい」という願いはありましたが、「ネイティブのように話せるようになってほしい」とまでは思っていなかったので、子ども達に早期英語教育をしようとは思っていませんでした。

そんな我が家が、自宅で英語を取り入れたバイリンガル育児を始めたきっかけは、夫のアメリカ駐在が決まったこと。

必要に迫られ始めました。

長男が5歳、次男が3歳になる少し前の頃でした。

 

バイリンガル育児スタート。子供達の反応は?

 

大学院でTESOL(英語教授法)を学び、英語教育に興味があった私は、意気揚々と育児に英語を取り入れ始めました。

英語の本を読み聞かせしたり、英語の歌を聴いたり、英語の動画を見たり。

2人の英語に対する反応は全く違いました。

楽しみながら英語に触れる次男。

DVDやCDに合わせて、歌を歌ったり、言葉をまねたり、とても反応がよかったです。

そして発音がとてもいい!

それに対し、「英語なんて嫌い。」と英語に否定的な兄。

5歳になる少し前だった長男には、もうすでに、英語に対する心の壁が出来上がっていたのです。

「どうして英語をやらないといけないの?」と何度も長男から聞かれました。

「もうすぐアメリカに行くから。英語が話せるとアメリカ人のお友達と遊べるよ」と言っても、

「僕は英語人とは遊ばないから」と返され。。

ここまで抵抗されるとは想定外でした。

 

年齢が上がると家庭での英語の取り組みは難しくなる

 

年齢が上がると、「英語の音を正確に聞き取ること」が出来なくなる、というだけでなく英語そのものを疑問なしに受け入れる「素直さ」がなくなってくると感じました。

ただ、これは子どもの性格にもよりますね。

5歳くらいでも、まだ親の言うことを素直に聞き入れる子もいるでしょう。

また、好奇心旺盛な子は「英語やってみたい!」と思うかもしれません。

でも、うちの長男のように、「やりたくない」という態度をとる子もいると思います。

このように、3歳以前から英語を始めるのに比べると、5歳前後からの英語教育はすんなりとは進まないケースもあります。

 

中学生から本格的に英語をスタートでは遅すぎる?

 

現在日本の学校では、中学校から本格的な英語教育が始まります。

(2020年からは、小学校5年生から英語が必修科されました。)

中学生になってから本格的に英語を学び始めた場合、使える英語は身につくのでしょうか?

私自身の経験をお話しすると、私が初めて英語を習ったのは中学校に入学してからです。

文法中心の日本の英語教育で英語を学びました。

おかげで文法は得意ですし、英語での長文読解力もついたと思います。

ただ、スピーキング力やリスニング力はあまり身につきませんでした。

大学3年生の時、アメリカの大学へ10ヶ月間交換留学へ行きましたが、その時なかなか自分の言いたいことを伝えることができず、もどかしい気持ちになりました。

また、先生や周りの友達のナチュラルスピードの英語を聞き取るのも大変でした。

ただ、苦労はしましたが、どうにか授業についていけるだけの英語力は日本の英語教育で身についたと思います。

リスニング力は日々大学の講義に参加することにより理解度が増しました。

スピーキング力も、話さないといけない状況に身を置くことにより少しずつ伸びてきました。

なので、中学から英語を始めても、ある程度海外で通用する英語を身につけることは可能だと思います。

ただ、留学中でに出会った、帰国子女や小さい頃から英語を習っていた友人たちの流暢な英語とは全く別物だと感じました。

 

いまどきの中学英語

 

私の経験をお話ししましたが、私が英語教育を受けたのはもうかれこれ30年以上も前の話。

今は、英語教育も変わってきています。

私は現在、中学英語の家庭教師をしています。

生徒さんは皆違う学校に通っており、学校の指導方針、使っているテキストも様々です。

学校によって方針は違いますが、英語教育に力を入れている学校が増えてきています。

海外研修がある学校、英検に力を入れている学校、海外のテキストを使用している学校など、それぞれの学校が、生徒の英語力を伸ばすための独自のカリキュラムを持っています。

学校が英語教育に力を入れているだけあり、生徒さんの英語に対する意識も高く、モチベーションが高いです。

また、いまどきの中学生は英語の発音が良い子が多いという特徴もあります。

いわゆるアクセントが強い日本人英語を話す子が少なく、日本人が苦手と言われるRとLの区別ができる子が多いです。

その理由を考えてみましたが、今の中学生は、小学校の低学年の頃から、簡単な挨拶やゲーム程度ではありますが、学校で外国人の先生による英語のクラスを受講した経験があるからかもしれません。

最近の英語教育は以前に比べて良くなっており、それにより日本人の英語力は今後伸びていく傾向にあるのではと思います。

 

まとめ

 

グロータース神父の言葉から考えて見て、3〜4才頃までには英語を始めるのが最適と言えるかもしれません。

ただ語学を始めるのに「遅すぎる」ということはことはありません。

中学から本格的に英語を始めても、本人の努力次第で、使える英語は身につきます。

母国語が確立した後に始めるメリットもありますので!

結局はやりたいと思った時がやり始める時期なのかもしれません。