たぐいまれな発想力と実行力をもつ天才起業家、イーロン・マスク。
Pay Pal の創業者であり、民間ロケットを製造開発するスペースX社、電気自動車事業のテスラモーターズのCEOでもある天才イノベーターです。
マスクの発想にはいつも驚かされます。
火星に1回200人×1,000回に小分けにして人類を送り込む火星移住計画などは、私にはSFの世界ですが、彼にとっては現実の話。
スペースX社では火星移住実現に向けて、ロケットを開発したり、植民地化の構想を立てています。
マスク本人や彼と親しい人に
「イーロン・マスクはいかにしてイーロン・マスクになったのか」と聞いたところ、
「たくさん本を読んでいるから」
という答えが返ってきました。
ロケットの知識も本から得たとのことです。
参考記事:
Want to Be Successful Like Elon Musk? Read Like Him
上の記事には、イーロン・マスクがおすすめする12冊が紹介されています。
今回の記事では、その12冊の中から、子供でも楽しめる本を5冊を紹介します。
The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy(銀河ヒッチハイク・ガイド)
ある日突然、銀河バイパス建設のため地球が消滅することになり、主人公のイギリス人アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに・・・というSFコメディです。
マスクはこの本から「疑問を持つことは、答えることより難しい」(“the question is harder than the answer.”) ことを学んだと語っています。
The Lord of the Rings (指輪物語)
映画化もされた、ファンタジー作品。
人間、ホビット、エルフなどが共存する架空の世界を舞台に、9人の仲間たちが世界を救うために、悪と戦いながら旅を続けるストーリーです。
Lord of the flies(蝿の王)
近未来、疎開する少年たちを乗せた飛行機が無人島に不時着する。24人の少年たちは、リーダーを中心に島で救助を待つことにするのだが、やがて理性と秩序を失っていく・・・。
明るく前向きなストーリーではありません。
仲間同士、傷つけ合うシーンもあるので、苦手な人もいるかもしれません。
The Autobiography of Benjamin Franklin (フランクリン自伝 )
マスクは「フランクリンは私にとってのヒーローだ」と語っています。
発明家であり建国の父でもあるベンジャミン・フランクリンはアメリカで最も尊敬される人物の一人とされています。
我が家の子供達が通っていたNYの現地校ではフランクリンの伝記が新4年生用の夏休みの課題図書でした。
記事で紹介されている本は大人向けなので、この記事では、小学生向けの本を紹介。
Einstein: His Life and Universe (アインシュタイン──その生涯と宇宙)
イーロン・マスクは現代のアインシュタインとも言われています。
「世界を変えた天才」という点で似ているのでしょう。
小学生にはこちらのシリーズがおすすめです。
今回紹介した本は全て我が家の子供達が読んだことがある本です。
イーロン・マスクと同じ本を読んだから彼のようになれるわけではありませんが、読んでみる価値はあるかもしれませんね。