バイリンガル育児におすすめ!赤毛のアンの原書

赤毛のアン

最近「赤毛のアン」が私のブームです。

きっかけは、Netflixオリジナルドラマ「アンという名の少女」を見た事です。

このドラマは、現代風に脚色されており、原作とは違うストーリーも含まれいるので、原作ファンの方には受け入れ難いドラマかもしれませんが、私はとても楽しめました。

赤毛のアンは今までも何度か実写化されていますが、「アンという名の少女」のアンが原作のアンのイメージに一番近いのではないかと思います。

一気にシーズン3まで見終わり、その後はアンロスに。

まだまだアンの世界観に浸っていたいので、「赤毛のアン」の原作 、「Anne of Green Gables」を読み始めました。

「赤毛のアン」を読むのは、小学生以来ですが、改めて良い本だなぁと感じました。

今回のブログでは、私が「赤毛のアン」をおすすめする理由について書きます。

 

アンから学ぶこと 豊かな想像力と表現力

昔、小学校生の頃に赤毛のアンを読んだときは、あまり感じなかったのですが、今回大人になって赤毛のアンを読んで感心するのはアンの想像力と表現力です。

例えば、アンは想像力を使って、皆が「the Avenue (街道)」と呼ぶ場所を、「the White Way of Delight (歓喜の白路)」と名付け、皆が「 Barry’s pond (バリーさんの湖)」と呼ぶ湖を「 the Lake of Shining Waters (輝く湖水)」と名付けます。

この瞬間、町の人にとって当たり前の風景が、美しく特別なものへと変わったように思います。

アンの想像力、そしてその想像を言語化できる表現力は素晴らしいです。

その想像力、表現力のおかげで、アンは辛い境遇に置かれながらも、生き生きといた人生を送ることができるのでしょう。

 

赤毛のアンの大ファンである脳科学者の茂木健一郎さんは、

孤児で、赤毛で、そばかすだらけ、ガリガリのやせっぽち…とコンプレックスの塊のアン。でもアンは誰にも嫉妬したことがなく、想像力の翼を広げてつらいことを乗り越える。それがアンが伸びる理由であり、見習うべき点だ。

と語っています。 (「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと・内容紹介 より)

 

茂木さんは、赤毛のアン関連の本をいくつか書いていらっしゃいます。

読んでみたいなぁと思っています。

 

アンから学ぶこと アンの考え方

アンの生き方、考え方にも、見習う点がたくさんあります。

赤毛のアンには、アンの素敵なセリフがたくさん散りばめられています。

例えば、次のセリフ、私は大好きです。

I’ve made up mind to enjoy this drive.  It’s been my experience that you can nearly always enjoy things if you make up your mind firmly that you will.

私はこのドライブを楽しむと決めたの。私の経験上、固く心を決めれば、たいていの場合楽しむことができるの。

 

まず心に決めることって大切だと思います。

「今日は楽しく過ごす!」「私は幸せに生きる!」とまず心に決めることによって、現実がそうなっていくと、私も経験上思います。

私の場合、40歳を過ぎて、様々なことを経験したり、学んだりした後にそのことに気がつきましたが、波乱万丈な人生を送ったアンは、11歳にしてそのことを実感しているのですね。

赤毛のアンの読者は小学生が多いと思いますが、この本を読んで、アンの生き方に触れることにより、豊かな人生を生きるための教訓を得ることができるのではないかと思います。

 

赤毛のアンと帰国子女受験

「赤毛のアン」は帰国子女入試のリーディング題材として使われることもあります。

例えば、広尾学園の2017年国際生入試、頌栄女子学院の2020年2月帰国生入試では、リーディング問題で赤毛のアンが使われています。

広尾学園の入試では、「What kind of person is the little girl?」という質問が出されていましたが(記述式)、赤毛のアンを読んだことがある人にとってはきっと答えやすい質問ではないかと思います。

(読んだことがなくても、文章を読めばわかる問題ではありますが・・・)

 

また、赤毛のアンの筆者、モンゴメリのDescriptiveなライティングは素晴らしく、学ぶべき表現が多くあります。

実際、赤毛のアンをDescriptive Writing習得のために使うレッスンプランもあります。

帰国子女入試のエッセイで、Descriptive Writingが評価される学校を受験する際は、赤毛のアンの文章は参考になると思います。

 

最後に

小学生にオススメの「赤毛のアン」ですが、男子にはきっとあまりウケませんね。

うちの息子たちも、「赤毛のアン」は読んだことも、話題に出したこともありません。

私が「Anne of Green Gables (赤毛のアン)」を読んでいたところ、長男が「何を読んでるの?」と聞いてきました。

「Anne of Green Gablesだよ。」と答えたところ、「あー、赤毛のアンだね。」と言ったので、

「知ってる?」と聞いたところ、

「知ってるよ。」と答え、「 Tomorrow ! Tomorrow!」と歌い出しました。

いや、それはアニーですから・・・。

赤毛で孤児という共通点はありますが^^;

こんな感じで、息子たちは、「赤毛のアン」に全く興味がないので、アンについて語り合うことができず残念です。

 

最後に、「赤毛のアン」の原書を紹介します。

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