読書量と読解力の関係【フィンランドと日本の教育の違い】

  • 2021年3月4日
  • 2021年3月4日
  • 教育

昨日、読解力を伸ばすためには、ただただ本を読むのではなく、思考しながら読むことが大切だという記事を書きました。

ぼんじょるね

読解力の伸ばし方(英語)について時々   読書をたくさんすれば読解力がつきますよね? &n […]…

 

この記事を書いた後、ベネッセ教育総合研究所がまとめた、「読解力」と読書指導との関係を示したレポートを読みました。

ベネッセの調査は、

「読解力」は読書の量が増えても頭打ちになる傾向があり、子供たちの読書指導に改善の余地がうかがえる

と結論づけています。

 

今回の記事では、ベネッセ教育総合研究所の調査結果を紹介すると共に、読解力と読書量の関係、フィンランドの教育について書きます。

 

読書量と「読解力」との関係

ベネッセ教育総合研究所が、「読解力」のスコア(偏差値)と「直近の1ヶ月」の読書量(0ー15冊以上)の関係を調べたところ、

「読解力」が読書の量が増えても伸びず、 1 ヶ月に 4 ~ 5 冊程度のところで頭打ちになっている

ことがわかりました。

 

さらに、読書指導を受けた経験の有無と「読解力」との関係を調べてみたところ、読書量は増えても「読解力」は頭打ちという傾向はあるものの、読書指導の経験がある子供は、どの読書量の段階 でも「読解力」スコアが高くなっていることがわかりました。

この場合の「読書指導」とは、「読んだ本や調べた資料を要約 したり、自分の意見を書いたり発表したりする」こと、及び「教科書や読んだ本の文章を、根拠や理 由を示しながら批評し合う」ことです。

Topic 1 読解力と読書指導との関係より

 

ただひたすら読書をするのではなく、読解力を高めるには読書指導が必要だというわけです。

昨日の記事で紹介した、読書ジャーナルでは、本に対しての意見を根拠を示しながら述べる必要があり、ベネッセがいうところの「読書指導」と通ずるものがあります。

 

フィンランドの教育

ベネッセのレポートには、国立教育政策研究所の有元秀文総括研究官が、PI SAの結果をもとに、 読書時間と「読解力」の関係について分析した結果にも触れていました。

日本の子どもは、読書時間が多くなっても「読解力」は頭打ちになっているのに対し、フィンランドの子供は、読書時間が多 くなるほど「読解力」の成績が高まる関係があるとのことでした。

この違いは教育の差でしょうね。

きっとフィンランドでは、読解力を高める読書指導がしっかり行われているのでしょう。

 

私は、フィンランドの、詰め込み式ではない、「発想力」「考える力」を養わせる教育に魅力を感じており、フィンランドの教育を紹介する動画や本を見たり、読んだりするのが好きです。

下の動画では、フィンランドの学校の授業や、家庭での読み聞かせの様子を見ることができます。

ある家庭では、読み聞かせの際に、お母さんが何度も子供達に質問をしていました。

どれも「なぜ」で始まる質問でした。

思考力を高める質問ですね。

 


子どもの学力イチバンの国 / フィンランドの教育 投稿者 JKzappa

 

また、下の本は、16歳の高校生のフィンランド留学記です。

フィンランドの高校の制度、とにかく思考する学校生活、暗記が効かない試験などについて書いてあります。

 

今回この記事を書くにあたって、上で紹介した動画と本に久しぶりに目を通したのですが、やっぱりフィンランドの教育は良いなぁと改めて思いました。

 

読書日記

最後に、フィンランド式の読書日記を紹介します。

昨日の記事では、読書ジャーナルの書き方を紹介しましたが、調べてみたところ、フィンランド式の読書日記というものが販売されているようです。