「それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと」というタイトルの本を読みました。
ハーバード生と聞くと、「人生の成功者」と言うイメージがありますが、著者の林英恵さんは就職活動に全滅するなど、うまくいかない経験もされたことがある方です。
ハーバードも3回目の受験で合格されたとか。
この本は、林さんがハーバードで出会った人達との交流から学んだことをまとめたもの。
林さんは、下のような思いを込めて、この本を書いたそうです。
この本が、かつての私と同じように、何とか前に進みたいと思っている人や、変わりたいと願っている人、そして、自分のこれからの生き方について本気で考えている人の心に届くことを祈っている。
今回の記事は、林さんがハーバードで学んだ人生の教訓を紹介する第二弾。
テーマは「コントロールできる部分に集中する」です。
第一弾はこちら ↓
去年本屋で見かけて気になり、その後kindleで購入した「それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと」というタイトルの本。 「ハーバード」と聞くと、別世界に住む完璧な人が行く大学というイメージがあるけれど、著者の林英恵さん[…]
コントロールできる部分に集中する
林英恵さんがハーバードで出会った友人たちを見て感じたこと。
それは、「どの人も、常に何かに挑戦している」ことでした。
学生として在籍しながら、社会起業家として独立するために組織を立ち上げるなど、挑戦者じゃない人を見つけることの方が難しいほど、みんな何かにチャレンジしていたそうです。
林さん自身も以前からどんなことにも挑戦するタイプだったそうですが、ハーバードに来る前と来た後とで、大きく変わったのが「望む結果が出なかった時の対処法」でした。
日本にいた頃は、様々なことに挑戦するものの、うまくいかないとひどく落ち込み、気持ちを切り替えることができなかったようです。
1つの不合格が、他のことに大きな影響を与えてしまう。
それが林さんの弱点でした。
ある時、ハーバードでいつも何かに挑戦している友人に、「挑戦してもうまくいかなかった時、そのショックからどうやって立ち直るのか」と聞いてみた林さん。
その友人の答えは次のようなものでした。
自分がコントロールできる部分では、最高の力を発揮すること。
その上で、どうしてもコントロールできない部分があるという現実を受け入れることだよね。
さらに大事なのは、ダメだったとき、その結果に対して自分なりの意味を見出すことだと思う。
そして、意味があると信じて前に進むこと。
「コントロールできない部分は自分ではどうにもできないので、コントロールできる部分に集中し、その部分を努力する」
ということですね。
コントロールできる部分とできない部分を区別する
このことは「7つの習慣」にも書かれています。
7つの習慣では、私たちが直面する問題を次の3つに分けています。
● 直接コントロールできる問題・・・自分の行動と関係している問題
● 間接的にコントロールできる、あるいは影響できる問題・・・他人の行動と関係している問題
● 全くコントロールできない問題・・・過去の出来事など誰も影響できない問題
直接コントロールできる問題は、習慣を変えることによって解決されます。
間接的にコントロールできる問題は、影響を及ぼす方法を変えることによって解決される。
全くコントロールできない問題については、自分の態度を変える必要がある。気に入らなくても変えられない状況に対して、笑顔をつくり、穏やかな気持ちでそれを受け入れることが必要。
7つの習慣では、下の言葉が紹介されていました。
アルコール依存症連合会の座右の銘です。
「主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を。変えられないことを受け入れる平和を、そしてその区別をつける知恵を与えたまえ」
コントロールできる部分は努力し、できない部分は受け入れる。
そのためには、まず、コントロールできる部分とできない部分の区別がつけることが大切です。
7つの習慣には、人生を豊かに生きるための知恵が書かれており、私にとっては人生のバイブルのようなものです。
人生を豊かにする本の1つとして以前紹介しました。
先日、以下のツイートが目に留まりました。 先日も言ったけど、とりあえず ・7つの習慣 ・LIFE SHIFT ・エッセンシャル思考 だけ読んでおけばいい。 7つの習慣は自己啓発本100冊分、LIF[…]
成功者に共通の思考
松井秀喜さんの言葉を思い出しました。
松井さんは、ニューヨークヤンキー入団直後、成績不振でニューヨークのマスコミから厳しいコメントを書かれていたころ、日本の記者から「記事が気にならないか?」という質問を受けました。
その時、松井さんは次のように答えています。
気になりません。記者が書くことは僕にはコントロールできません。コントロールできないことには関心を持ちません。
また、左手首骨折の大けがをしたときには、
過去はコントロールできない。未来のコントロールをめざすことが大事でしょう。
と語っています。
イチローやダルビッシュも同じようなことを言っています。
「コントロールできることに集中する」という思考法は、成功者に共通するものかもしれません。
本の紹介
今回ブログで紹介した本を次の2冊です。
「それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと」はkindle unlimited対象です。
先日、以下のツイートが目に留まりました。 先日も言ったけど、とりあえず ・7つの習慣 ・LIFE SHIFT ・エッセンシャル思考 だけ読んでおけばいい。 7つの習慣は自己啓発本100冊分、LIF[…]