私は英語講師をしており、幼稚園生から高校生までの指導経験があります。
また、子供達は2人とも小学生のうちに英検1級を取得したバイリンガル。
そんな環境なので、英語には日々触れているものの、年齢のせいか最近単語が出てこない・・・単語の意味を思い出せない・・・などの物忘れの症状(?)が出てきました。
さらに、年々賢くなって難しい単語を使い始める子供達に負けられない!という思いもあり、英検1級単語学習に真面目に取り組むことに。
今回の記事では、私が単語学習のために現在利用している「quizlet」という英単語学習ツールについて説明します。
王道の単語学習方法
まず最初に、王道と言われる英単語学習方法を紹介します。
「勉強方法が変わる本」では、おすすめの英単語学習法として、次のようなやり方が書かれていました。
仮に1ヶ月で300語の単語リストを覚えようとすれば、「1日10語ずつ確実に」などと思わず、はじめに一通り全体を見て、記憶があやしいものにマークする。今度はマークのついた単語をはじめから覚えていって、まだ覚えていないものにはもっと目立つようにマークし、それらに集中する、ということをくり返すのである。
その他、英語が得意な方の単語学習法を調べて見ましたが、皆さん同じような意見で、
- 「1日10単語ずつ」というやり方はNG。
- 1度にたくさんの単語を、1語1語に時間をかけず学習する。
- 間違った単語にマークをつける。
- そして何度も復習をする。
とおっしゃっていました。
私も最初、このやり方を試みたのですが、あまり身についている感触がなかったので、別の方法をとることに。
様々な方法を考えた結果、無料単語学習ツール「Quizlet」を利用することにしました。
Quizletの使い方:単語セットを作る
Quizletは無料で登録できます。
有料版もあるのですが、無料版でも十分な機能が備わっているので、私は無料版を使っています。
登録が済んだら、学習セットを作ります。
まずは「作成する」をクリック。
そうすると、作成ページに移動します。
学習セットのタイトルをつけた後、学びたい単語を打ち込みます。
私は「でる順 パス単 英検1級」の単語を入力しています。
単語を入力すると、下の写真のように、自動的に定義が出てくるので、その中から適当なものを選びます。
(ぴったりの定義がない場合は、辞書で調べた定義を書き込みます。)
定義の言語は選べます。
私は英語での定義を選んだ後に、その下に「でる順パス単」に書かれている日本語訳を書き込んでいます。
次に、単語にあうイメージを選びます。
ぴったりのイメージがない場合もあります。(有料版にすれば、イメージの選択肢が増えるようです。)
私は1つの学習セットに10単語を入力しています。
学習セットは自分で作成しなくても、他の人が作ったものを利用することもできます。
その場合は、検索欄を利用して、自分にあった学習セットを探してみましょう。
Quizletの使い方:単語を学習する
Quizletでは、下のように「単語カード」「学習」「筆記」「音声チャレンジ」「テスト」の学習ツール、「マッチ」「グラビティ」「Live」のゲームツールがあります。
私は、まず「でる順 パス単」で単語の意味、例文を確認した後に、
「学習」→「音声チャレンジ」→「筆記」→「テスト」→「マッチ」の順番でやります。
わからない単語があまりない場合は、「筆記」→「テスト」→「マッチ」のみをします。
Quizletの良い点:自由度が高い
Quizletの良い点は、自由度が高いところです。
例えば、各学習ツールは、オプション機能を使って自分の好きなようにアレンジできます。
例えば、下は「テスト」のオプションです。
私は下の4つの質問タイプを選んでいます。
もし、単語の意味だけを学ぶことを目的にした場合は、質問のタイプの「文字入力(スペル入力)」のチェックを外すなど、自分の目的に合わせたテストが作れます。
また、単語カードに☆をつける機能があるので、知らない単語に☆印をつけ、印をつけた単語に絞った学習もできます。
最後に
Quizletは無料版でも十分な機能が備わっている優秀な単語学習ツールです。
私はパソコンで学習していますが、スマホのアプリで学習している人も多いようです。
単語帳だけを使っての学習ではなかなか覚えられない単語も、Quizlet を利用して、イメージ、音声、スペル入力、定義確認など、様々な角度から学ぶことにより、より効率よく学ぶことができます。
よく見かける単語学習法では、週に何百もの単語を学習することが勧められていますが、私には無理だったので、週に新しい学習単語を50個、復習単語を50個のペースでやっています。
無理のないペースなので、今のところ負担なく続けられており、今後も続けることをここに誓います!