緊急事態宣言が出されていることもあり、親も子供たちも家にいる時間が増えました。
家族全員が家にいると騒がしいです^^;
子供達はリビングでゲームをしたり、おしゃべりしたり。
自分たちの部屋にいる時も、それぞれ友人達とオンラインで会話しながら大騒ぎ。
あまりにも声が大きいので、リビングに声が漏れてきます。
遊んでいる時間が長いので、「少しは勉強したらいいのに・・・。そうしたらもっと良い成績を取れるのに。」と思うこともありますが、2人ともそれはそれは楽しそうなので温かく見守っています。
私の子育ての最終目標は、「子供達が幸せを感じながら生きることができる」こと。
なので、毎日こうやって楽しいと実感しながら生きることも大切だと思っています。
今回の記事では、幸せになるために必要なことについて書きます。
いい学校へ行けば幸せになれるの?
私たち親はいつも子どもの幸せを考えていますよね。
よい学校へ行って、よい仕事につけば、幸せな人生を送れるんじゃないかと、私たちは親は考えます。
ここでいう「よい職業」とは、将来性がある職業だったり、世間から尊敬される職業だったり、子どもがなりたいと希望している職業のこと。
でも、よい学校へ行っても、よい職業につけても、「幸せ」だとなかなか感じる事ができない人もいます。
いつも何かに不満を持っていたり、何かに遠慮していたり、自分の思っている事を伝えることができなかったり、何かしら「生きづらさ」を感じていたり。。。
いい学校へ行っても、いい職業についても、幸せになれるとは限らないのです。
幸せになるための8つの訓練
まだ我が家の子供達が2人とも小学生だった頃、親子で一緒に、13歳の少年、Logan LaPlante君の「Hackschooling makes me happy」というスピーチ(TED)を見ました。
ローガン君のスピーチで共感したのが、「幸せになるための教育」という考え方です。
多くの大人は、子供は大きくなったら幸せになって当たり前と思いがちですが、それは違う。
「どうやったら幸せになるか」という訓練を学校教育でやるべきです。
と彼は主張します。
ローガン君はスピーチの中で、「幸せになるための8つの訓練」を紹介しています。
以下がその8つの訓練です。
1.Exercise (運動)
2.Diet & Nutrition (食事、栄養)
3.Time in nature (自然とふれあう時間)
4.Contribution & Service (貢献と奉仕)
5.Relationships (人間関係)
6.Recreation (娯楽)
7.Relaxation & Stress MGT (リラクゼーションとストレス管理)
8.Religious & Spiritual (宗教、スピリチュアル)
これら8つは、ロジャー・ウォルシュ医師により提案されたものです。
ローガン君がウォルシュ医師に「現在の学校はこの8つの訓練を優先していると思いますか?」と聞いたところ、答えは「NO」でした。
「多くの人は、従来の教育の場以外のところで、8つの訓練に取り組もうと努力している。
今の学校の教育目標は、良くも悪くも、人生のためというよりは生活のためなのです。」
とウォルシュ医師は言います。
日本の学校の場合、体育の授業と給食のおかげで、1(運動)と2(食事・栄養)に関しては、学校でやってくれています。
それ以外の訓練に関しては、学校以外の場所でやっていくしかないですね。
ハックスクーリングとは?
ローガン君は、自分が考えた「ハック・スクーリング」によって、重要かつ最も意義深い、「幸せになる」という気持ちに子どもたちを導くことができると主張します。
彼が使う「ハック」という言葉は、コンピューターを自由自在に操る事ではありません。
現行のシステムの方向性を変え、よりよく機能するために挑戦すことを指します。
彼はホームスクーリングをしているのですが、健康、幸せ、創造性、ハッカー的思考が彼の教育の大部分を占めています。
オリジナルのカリキュラムを使い、自分の教育を「ハック」しているというわけです。
最後に
最後に、今日紹介したローガン君のTED動画と、ローガン君がスピーチの中で言及した、ケン・ロビンソンの「学校教育は創造性を殺してしまっている」という動画を紹介します。
ケン・ロビンソンの「学校教育は創造性を殺してしまっている」は世界で最も試聴されたTED talkと言われており、多くの人に影響を与えました。
ローガン君のお母さんも、この動画を見て、ローガン君を学校に行かせることをやめたそうです。
確かに、学校教育は創造性を殺してしまっていると感じますが、学校で学べることも多いし、ホームスクーリングは親の負担が大きすぎるので、「子供達にホームスクーリングをさせる」という選択肢は私にはありませんでした。
ただ、教育システムにどっぷりはまらず、学校での評価をあまり気にしすぎることなく、子供達の創造性、好奇心を大切にしていきたいと思っています。
Hackschooling makes me happy
学校教育は創造性を殺してしまっている
下はケン・ロビンソンの本です。