Claridge’s  でアフターヌーンティー / Where are you from? は失礼な表現?

先日、Claridge’s のアフタヌーンティーへ行ってきました。

王室御用達のホテルとして知られるClaridge’s。

今年6月に英国公式訪問されていた天皇皇后両陛下がご宿泊されたホテルでもあります。

 

まずはシャンパンから。

 

サーモンときゅうりのサンドイッチが気に入ったのでおかわりしました。

 

ティーセットが可愛い!
欲しいなぁと思ったものの、お値段は1250ポンド(二人用)で、可愛くない。。。

 

洋梨、プラム、フィグとフルーツを使ったケーキが多かったため、甘すぎず美味しくいただけました。

 

味はもちろんのこと、ティーサロンの雰囲気、接客が素晴らしく、優雅な時間を過ごすことができました。

 

 

ティータイム中、私たちのテーブルを担当してくれた若い女性と会話をしていた時、

Where are from?

という質問をされました。

 

この質問を聞いて、少し前にxで話題になった、

「インターの先生に Where are you from?と尋ねたら、それはパーソナルで失礼な表現だって言われた」

というポストを思い出しました。

このポストに対しては、「アメリカでは、Where are you from?という質問は、失礼にあたる」という意見も多く、私もこれはアメリカではマイクロアグレッションと取られる場合もあるなと思いました。

 

マイクロアグレッションとは、

意図的か否かにかかわらず、政治的文化的に疎外された集団に対する何気ない日常の中で行われる言動に現れる偏見や差別に基づく見下し侮辱否定的な態度のこと
Wikipediaより

例えば、下は、アメリカのUniversity of Minnesota が作ったマイクロアグレッションのガイドですが、一番最初に、「Where are you from?」が紹介されています。

「あなたはアメリカ人じゃないでしょ? 外国人でしょ?」 というメッセージが含まれるので、この質問はよくないとされています。

 

https://sph.umn.edu/site/docs/hewg/microaggressions.pdf

 

一方で、イギリスは、アメリカほどWhere are you from?という質問を問題視していないように感じます。

実際、Claridge’s でも質問されましたし。

そこで、イギリスの大学が出しているマイクロアグレッションガイドを調べたところ、

ICLのガイドには、Where are you from? はマイクロアグレッションの例として載っていませんでした。

University of Bristolのガイドでは、Where are you really from? が紹介されていました。

「really」が含まれると、ニュアンスが変わりますね。

 

私自身としては、Where are you from?は、相手と親しくなるための質問でもあると思うし、この質問をされても嫌な気持ちにはなりません。

マイクロアグレッションを気にしすぎると初対面の人との会話が進まないですしね。

ただ、そういう言葉がけをマイクロアグレッションと捉える人もいるという事は、頭の片隅に置いておくようにします。

 

マイクロアグレッションに関しては、こちらの記事でも少し触れています。

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