朝からバルコニーでコーヒーを飲みながら読書するのがここ最近の日課です。
今読んでるのは、The Great Gatsby(華麗なるギャツビー)。
次男が中学の時に英語の授業で読んだらしく、本棚にあったのでこちらをセレクトしました。
ギャツビーといえば、私の中では、ロバート・レッドフォードのイメージなのですが、
最新版(といってもすでに10年前の作品)では、ディカプリオなのですね。
コンマのない文章
The great Gatsbyを読んで気づいたこと。
それは、コンマの省略です。
あるべきところに、コンマがない文章が時々ありました。
例えば、従属節が主節よりも先に来る場合、「When 主語+述語, 主語+述語」のように間にコンマが必要ですよね。
その場合のコンマが抜けていたり。
私は英語の先生をやっていたせいもあり、ちょっと気になりました。
次男に上の例のように、必要なコンマが抜けている The Great Gatby内の文章をみせたところ、
「別になくてもいいでしょ。コンマは絶対必要ってわけじゃないよ。」という返事。
うちの子供達はアメリカで教育を受けたことがある帰国子女ですが、そういえば彼らも時々コンマが抜けている文章を書きます。
文法に支配されない英語
私のように、日本で文法をしっかり学んだ人にとっては、文法は英語の基礎で、これを間違えるとテストで減点されるくらい大事なものですが、英語を自然に学んだ人にとっては、文法のルールはそこまで重要ではないのかもしれません。
ルールに縛られず、感覚で文章を書いているイメージです。
The Great Gatsbyの文章スタイルについて次のようにコメントしているアメリカの大学教授もいました。
The great Gatsbyを読み返すと、句読点の「ルール」がいかに愚かなものであるかを思い知らされます。対話、描写、壮大なアイデアの喚起の達人の手にかかれば、そんなルールはすべて無意味で些細なものになる。
あえてコンマを入れない人も
文法を大切にしながらも、あえてコンマを使わない人もいるようです。
アメリカ人の作家であるガートルード・スタインは
「コンマは文の奴隷です。奴隷であることが決して良いことではないことを私たちは知っているよね。」
として、コンマを使わなかったそうです。
意外とネイティブも文法を間違って書いたり、話したりしているので、私たち日本人も文法に囚われすぎず、もっと気楽に英語を使用すればよいのかもしれません。
今回帰国子女や、アメリカ人のコンマに対する感覚について書きましたが、イギリス人についてはよくわかりません^^;