監視社会ロンドンの洗礼を受ける

先日、2通の郵便が届きました。

開けてびっくり、2通とも交通違反の罰金の請求でした。

 

コンジェスチョンチャージとは

ロンドンの中心部では、交通渋滞を緩和するために「コンジェスチョン・チャージ」と呼ばれる渋滞税制度が導入されています。

この制度は、特定のエリアで特定の時間帯に通行する車両から料金を徴収するものです。

コンジェスチョンチャージについては聞いたことがあったのですが、先日夫を車で送った場所がそのエリアに該当するとは思っていませんでした。

1週間に2度そのエリアへ行ったので、2回分の罰金請求が届きました。

計180ポンドです。。。

一回の違反につき180ポンドですが、14日以内に支払いをすると半額の90ポンドになるという嬉しい(?)ディスカウントがありました。

 

ロンドンと監視カメラ

ロンドンはあちらこちらに監視カメラが設置されており、今回の違反もしっかり証拠写真が添えられていました。

監視カメラの威力はすごいなぁと感じるのは、運転中、スピードカメラが設置されているゾーンに入ると、途端にみなスピードを落とす時です。(ナビがカメラの位置を教えてくれます。)

カメラによって、交通規則が守られているのです。

監視カメラは、道路だけでなく、駅、公共施設、商業地区、観光地などさまざまな場所に設置されています。

これらのカメラは、24時間体制で監視されており、必要に応じて関係当局や法執行機関と情報を共有することができます。

 

世界で最も監視されている都市

「The Most Surveilled Cities in the World(世界で最も監視されている都市」で検索したところ、ロンドンは第3位でした。

トップ12に選ばれた都市は、ロンドン以外は中国から9都市、インドから2都市というラインアップ。

イギリスという国単位でみてみると、CCTV(監視カメラ)の数自体は日本とそう変わりません。

(一人当たりのカメラの数はイギリスが日本の約2.8倍です。)

イギリスがというよりは、ロンドンが監視社会なのでしょう。


Read more at EarthWeb: Who Has the Most CCTV in The World in 2023? (New Stats) https://earthweb.com/who-has-the-most-cctv-in-the-world/

 

監視カメラの使用は、交通管理、市民の安全の確保、犯罪捜査や事件の解決に役立っています。

しかし、個人のプライバシーや自由に対する疑問や懸念も抱かざるを得ません・・・。