我が家の長男は現在高校2年生で、海外大学進学を目指しています。
アメリカの大学の場合、学校の成績、共通テストのスコア、課外活動、エッセイ、推薦状など多角的に受験生を評価し、合否を出します。
最近、課外活動を本格的に始めた長男。
そんな長男の様子を見ていた、アメリカ大学進学希望の次男から、
「アメリカの大学を受験する場合、いつ頃から準備するの?」
と聞かれました。
それに対して、
「今は自分が何に興味があるかをじっくり考えてみるといいよ。
そして興味のある分野に関連する活動を中3あたりから徐々に始めてみたら?
共通テスト(SAT)の勉強は高校に入ってからで十分だと思うよ。」
と答えました。
その後、少し気になったので、「アイビーリーグへの入り方」を読んでみました。
13歳がターニングポイント
「アイビーリーグへの入り方」には、「競争に勝つには何歳から準備すべきか」というチャプターがあり、そこにはスタート地点は13歳と書いてありました。
アメリカの高校は4学年制のところが多く、日本の中学の3年生にあたる学年が高校1年生になります。
著者の冷泉彰彦さんによると、高校入学の前年、中学の最高学年である8年生(満年齢13歳)が鍵を握る学年ということです。
理由としては、この時期から
1 宿題の量が増え、授業内容が難しくなる
2 部活が本格化する
3 この学年の成績をもとに高校進学後の「選択科目」が考慮される
からです。
特に3番が重要で、これはチャプター2に書いてあるのですが、どのレベルのクラスを取っていたかがアメリカ大学受験の際には重視されるようです。
例えば、同じ科目でも、多くの高校では「レギュラー」「オナーズ(Honors)」「AP(Advanced Placement)」と3レベルの授業が設定されていおり、レギュラー ⇨ Honors ⇨ APの順でレベルが高くなります。
HonorsやAPの授業を受けることができるのは先生が認めた優秀な生徒のみとのこと。
なので、高校に入る前の段階から、そのような上級クラスを取れるように成績を上げておかないといけないわけです。
アメリカのトップ大学を受ける子たちは、何年にも渡って計画的に受験対策をしなければならず大変ですね・・・。
日本からアメリカの大学を受験する場合
アメリカに住んでいる場合、トップ大学への進学を目指す場合は、13歳から準備をした方が良いわけですが、日本の場合はどうでしょう?
日本の高校の場合、上級クラスというものは存在しないので、そのために優秀な成績を収めておく必要はありませんが、アメリカ大学受験の際には高校の成績を提出しないといけないので、中3あたりから少しずつ準備をしておくほうが良いと思います。
大学によっては中3からの成績を提出しないといけないところもあるので、その場合はその前年の中2、つまり13歳からスタートということでしょうか。
我が家の受験対策
我が家の場合は、長男に「中3からの成績が大切だからね。」とずっと伝えていたのですが、あまり聞いてなかったようです^^;
高1の終わりに「オレ、GPA(評定平均)やばくない?」とようやく気づき、高2から学校の勉強を頑張るようになりました。
遅いスタートです。
ただ、高校の成績が上昇していく傾向は良いとされるようなので、それに期待したいです。
APに関しては、長男は去年2科目APを受験し、今年も数科目受験するようです。
高校でAPのクラスを受講しているわけではないので独学となります。
今回「アイビーリーグの入り方」を読み返してみると、アメリカの高校ではAPを受講できるのは成績優秀者だけのようなので、長男が独学でAPを受験するのはなかなかチャレンジングな事だったんだなぁと思いました。
APテストに関しては下の記事にまとめています。
最後に
今回紹介した「アイビーリーグの入り方」ですが、アイビーリーグを目指していない場合でも役に立ちます。
アメリカの大学受験を目指している方にはおすすめの本です。