「ママってカレンだよね。」
「うん、カレンだね。」
ある時、バイリンガルの息子たち2人が私の事をカレンだと言いました。
カレンって女の人の名前だと思うけど、どういう意味でつかってるの??
この記事では、アメリカでよく使われる「カレン(Karen)」の意味を私の経験を交えながら説明します。
カレンと呼ばれた日
それは、去年の年末、家族での函館旅行の最中、ある人気ファストフード店へおやつ代わりに軽食を食べに行った時のこと。
人気店ということで、行列ができており、しばらく並んだ後ようやく席に着くことができました。
家族それぞれ好きなものを頼み、その日訪れた観光地の話などをしながら、注文したものが来るのを楽しみに待っていました。
私以外の三人が注文したものが次々にテーブルに出されるものの、私がオーダーしたものはなかなか来ません。
三人がほぼ食べ終わる頃になっても私の食事は来ない。。。
私がオーダーしたものは簡単にできるものだったので、まだ運ばれないのはおかしい!ということで、店員さんを呼んでオーダー品がまだ来ていない事を伝えました。
店員さんは「あ、はい」と無愛想な表情で返事。
その態度に、私は少しイラッと・・・。
その後、しばらく待ってもまだ来ないので、今度は別の店員(年配のマネージャーさんっぽい人)を呼び止め、事情を説明した私。
「ママってカレンだよね。」は私のその行動を見ての、子供たちの発言でした。
カレン(Karen)の意味は_?
「カレンって女性の名前でしょ?」
「カレンみたいってどういう意味?」
と子供たちに聞いたところ、スマホでカレンの意味を調べて見せてくれました。
以下がカレンの意味です。
Karen is a pejorative slang term for an obnoxious, angry, entitled, and often racist middle-aged white woman who uses her privilege to get her way or police other people’s behaviors.
カレンとは、不快で、怒りっぽく、特権階級の、多くの場合人種差別的な中年白人女性のことを指す軽蔑的なスラング用語である。彼女たちは、自分の言い分を通すため、他人の行動を取り締まるために自分の特権を利用する。
コロナ禍のカレン
「カレン」というスラングは、数年前から使われていたようですが、コロナ流行によりカレンな女性が増えたことと、彼女たちを写した動画がSNSで公開されるようになった事で、世界に広がりました。
下はコロナ禍のカレンの動画。
「私は、マスクはしないわよ」と暴れまくっています。
「私は、こんなにひどくないわよー。一緒にしないで」と思いますが、動画の最初にカレンの説明があり、カレンの典型的な台詞として「Can I speak to your manager?」が紹介されていました。
マネージャーっぽい人と話した私の姿が子供たちにカレンを彷彿させたのでしょう。
一応弁解すると、
私は、「マネージャーを出して」と言ったわけではありません。ただ単にマネージャーぽい人が偶然通ったので、彼を呼び止めただけ!!
というわけで、私はカレンじゃないよね???
とはいえ、子供たちにはそう映ったようなので、今度から気をつけます。
ちなみに、カレンの男性バージョンは「ケン」です。