ロンドンに引っ越してきて、イギリス人は礼儀正しく親切だなぁと感じることが多々あります。
フレンドリーさはないけれど、失礼な態度をとる人は少なく、日常生活でストレスを感じることはほぼありません。
ただ一つ、運転を除いては・・・。
ロンドンでは、平日は毎日運転しています。
朝、子供をスクールバスの停留場まで送ります。
そしてそのついでに、夫を最寄駅よりも一つ先の、便数が多い駅に送ります。
帰りは、子供はスクールバスの停留所からは自力で帰ってくるのですが、部活が遅くまであり、スクールバスに乗れない日は学校まで迎えに行きます。
私は、これまで住んでいた、東京郊外、ニューヨーク郊外でも頻繁に運転していたので、運転には慣れているほうだと思います。(が、決してうまくはない。)
こちらにくる前は、ロンドンとはいえど、郊外なので運転は楽勝だろうと思っていましたが、実際は結構大変でした。
運転しずらいロンドン
私が特に大変だと感じたのは次の4点。
道幅が狭い
ただでさえ道幅が狭いのに、その上路駐スペースがあり運転しづらい道が結構あります。
対向車が来た場合、譲り合わないと通れません。
自転車が多い
自転車での通勤、通学は推奨されているようで、自転車を利用する人が多く、自転車用のレーンや信号もあります。
自転車用のレーンがない場合は、自転車も車道を走ります。
その場合、自転車を追い越すのが大変な時があります。
信号無視する歩行者
こちらの人たち、基本的に信号は無視し、スキあらば横断しようとします。
なので、歩行者には注意しながら運転しています。
ラウンドアバウト
イギリスはラウンドアバウトが多いです。
ロンドンで初めて運転した時、ラウンドアバウトに戸惑いました。
ラウンドアバウトとは、下の写真のような、日本語でいう、ロータリーや環状交差点のことです。
写真のように、シンプルなラウンドアバウトの場合はよいのですが、3−4車線あるラウドアバウトは、車線を間違えると行きたい出口ででられないケースもあり。
予め、自分がでる出口を把握した上で(1つ目の出口をでるのか?4つめの出口をでるのか?など)、ラウンドアバウトに入る前にポジショニングが必要です。
時々、毎日利用するラウンドアバウトが大渋滞することがあります。
夕方の通勤ラッシュの時間帯に起こるのですが、車が多すぎてラウンドアバウトが機能しなくなるのです。
ラウンドアバウトに入るのに15分ほどかかったこと、ラウンドアバウトのど真ん中で10分ほど立ち往生したことも・・・。
鳴り響くクラクション
ロンドンでの運転においてストレスに感じるのは、クラクションです。
とにかくちょっとしたことでクラクションを鳴らすドライバーが多い!
危ないからという理由でクラクションで注意するのではなく、「何やってるんだよ」という抗議の意味をこめてのクラクションも多い印象をうけます。
車線変更をしようとする車に対するクラクションとか、間違って「keep clear (道を塞いではいけない場所)」に入ってしまった車に対するクラクションなど、自分の進行の妨げになる車に対しての寛容さが失われている気がします。
道が混んでいるなどの事情もあり、心に余裕がないのでしょうね。
私も時々、クラクションを鳴らされるのですが、車線変更をしようとする車を入れてあげた時、”keep clear”だったから突っ込まなかった時など、全然悪くないのに後ろの車からクラクションを鳴らされたこともあります。
一番嫌なのは、複数の車がクラクションの長押しを同時にする時。
例えば、ラウンドアバウトが渋滞して、車が動かなくなった場合など、地獄です。
クラクションの嵐がおこります。しかもみな長押し。
苛立つのはわかるけど、クラクション長押ししたところで何も解決しないよね?
と呆れます。
最後に
今回、私が体験した、ロンドン郊外におけるイギリス人の運転事情を書きましたが、「イギリス人は運転のマナーがよい」という話も聞きます。
「イギリス人は道を譲ってくれる」「クラクションはめったなことではならさない」などと聞いたことがあります。
なので、地域によって、事情が違うのかもしれません。
今は子供が入っている部活がちょうどシーズン中ということで、週に4日部活が遅くまであり、学校まで迎えに行っています。
週に4日、往復100分のドライブは結構疲れます。
道が空いている時は30分で着くのですが、夕方混む時間帯に出かけるので、50分近くかかってしまうのです・・・。
でも、もうすぐシーズンが終わます!
そうなると長距離ドライブは週に2日になるので、楽になりそうです^