うちの子供達(中2・高2)は小さい頃から読書が好きで、彼らが帰国後も英語力を順調に伸ばすことができたのは読書のおかげだと思っています。
中学生になるまでは読書が習慣化しており、毎日読書を楽しんでいました。
中学生になると、忙しくなったせいか、2人とも本を読む時間がめっきり減りました・・・。
私自身も中学生の頃はあまり本を読まなかった経験があるので、そういう時期なのかもしれません。
(その後、長男は高校生になってからまた本をよく読むようになりました。次男も同じようにまた本に目覚めてくれればなぁと期待しています。)
中学生になって読書の時間は減りましたが、全く読まなくなったわけではなりません。
時々読んでいます。(宿題の場合が多いけど)
今回の記事では、次男(中2)が冬休み中に読んでいる本を紹介します。
ハンガーゲーム
次男は中学では帰国生用の取り出しの英語の授業を受けています。
冬休み中は、英語クラスの課題図書を読んでいます。
今回の課題図書はハンガーゲーム。
首都に住む富裕層と、首都の周りの12の地区に住む貧困層とに二極化した近未来のアメリカが舞台のディストピア小説です。
ハンガーゲームは私が大好きな作品です。
本も読んだし、映画は何度もみました。
世界中で大ヒットしましたが、日本ではあまりヒットしなかったようです。
Nickel and Dimed
Nickel and Dimedという本も読み進めています。
インテリ層である著者が自分の身分を隠して、最低賃金の仕事につき、その体験をレポートしています。
最も抗議を受けた本トップ10
ハンガーゲームもNickel and Dimedも格差社会について書かれているという共通点があります。
その他にもこの2冊には共通点があります。
それは、2冊とも2010年に、アメリカ図書会協会(ALA)が選んだ、「もっとも抗議を受けた本トップ10」(Top 10 most challenged books list) に入っているのです。
「この本を図書館におかないで。」
「この本を子どもに見せるべきではない。」
などの批判を最も受けた10冊ということです。
ハンガーゲームは、子供達が殺し合いをするシーンがあるので、確かに小学生以下の子供に読ませるには注意が必要だと思います。
Nickel and Dimedは政治的な観点から「良くない本」と判断する人もいるかもしれません。
またどちらの本もアンチ資本主義的なメッセージを含んでいるので、その辺がNGだと考える人もいるかもしれません。
という事で、今次男が読んでいる2冊は、私はどちらも良い本だと思いますが、「子供に読ませるべきではない」と考える人も多い本というわけです。^^;
ちなみに同じ年にトップ10入りをした本には絵本も含まれています。
And Tango Makes Threeです。
動物園に住む、雄のペンギンのカップルであるロイとシロ、そして2人に育てられたタンゴのお話です。
多様性を学ぶのに良い絵本だと思いますが、子供に見せるべきではないと考える人も多いのでしょう。
この本は私が把握しているだけでも8年間トップ10入りをしています。
どんな本を良いとするか、悪いとするかは、その人が持っている思想や時代の価値観にもよりますね。
The most challenged books listsはこちらに載っています ↓
Tweet The American Library Association condemns censorship a…
おまけ
最後に、長男(高2)が冬休み中に購入した本も紹介。
☆On the Road
☆The Picture of Dorian Gray
長男は、On the Roadの影響か、お年玉でタイプライターを買いたいそうです^^
私はOn the Roadの日本語版を読もうと思っています。